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サピエンス全史、サンタクロースにUFO、パップラドンカルメ


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MEMORIのお隣さん「book&art KITSUNE」代表の安田さん推薦、
話題のサピエンス全史を購入して、読み進めています。

なぜ我々ホモ・サピエンスが繁栄したのか、
文明の構造と人類の幸福、人間の歴史についての本です。

とても興味深かったのは、
ホモ・サンピエンスだけが持つ「虚構を信じる」特殊能力についての言及。

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ホモ・サピエンスは
貨幣、宗教、国家、など共通の神話を信じることで
現実には存在しないものについて語り、信じられるようになり、
大勢で柔軟に協力するという空前の能力を手に入れた。

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人類には物語性が必要であり、その物語性は虚構である。
人類の繁栄は虚構の上にあると。

上下巻あわせて600Pの大作ですが、とてわかりやすくさくさく読み進められます。
めっちゃ面白いですよ〜
(まだ全然途中だけど!)

とはいえ、ぼくの頭ではとてもまとめきれないので
もうすこし詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
ネタバレも含んでますので見たくない方は飛ばしてくださいね。


サピエンス全史まとめ


わたしはこの本を手にとってから
「虚構」というキーワードが頭から離れないのです。
 
ということで、今日はここから派生するお話を。


田村作:ビッグフット(UMAシリーズ)

 

突然ですが、わたしはUFO番組が大好きでした。
モノホンUFOを見るまでは死ねないですね。

空想に思いを馳せる時間は格別です。
サンタクロース、UFO、神話、物語、UMA、アート、宇宙・・・

わたしのそうぞうの原点はサンタクロースでした。
若い頃、職業としての自営サンタクロースになろうと思ったことがあります。

19歳のクリスマス。
「サンタクロースがいる世の中はこんなにも素晴らしい」
的なことを書いた謎のビラを、難波近辺で配ったことも。
(新築住宅の地下に、施主に内緒でベルトコンベアを張り巡らせる計画とか)

こどもの頃サンタクロースの存在は、
嫌なこと全部ふっとんじゃうくらい、希望の光でした。

12月に入ると、そわそわして授業に集中できなくなる症状が現れる。

12月中旬、兄弟でプレゼント会議をしてテンションはMAX、
サンタさんへの手紙の便箋の選定に入る。
25日の朝はプレゼントの包装紙の匂いをずっと嗅いでいた。
(おかげで今でも包装紙の匂いフェチ)

こどもだけでなく、きっとプレゼントを渡す大人たちも同じ、
すべてが優しさに包まれた夢のような時間だったように思うのです。


いい大人もこうなります


小学4年のクリスマスの日、恒例のプラネタリウムの帰り道、
栄の信号待ちの交差点で父トミオに

「なあ、ヒロシ。実はな、サンタクロースはお父さんなんだ。」

と言われたときの衝撃は今でも忘れられない。
(こどもたちには内緒です!)

もちろん、そんなことはわかっちゃいたけど
ぼくのこども時代の第一章は、あの瞬間に幕を閉じました。




でもね、わたしは
いまでもサンタクロースがうそなのか本当なのかわからない。
いや、今でも実はちょっと信じてたりする。

少なくとも、あのころの父と母はまぎれもなく
私の中では本物のサンタクロースだった。

こどもたちをわくわくドキドキさせるための、
世の大人たちのかわいいイタズラは、
嘘とほんとの間でゆらゆらと幸せに漂っていた。


お菓子の城でボーリングをした。
動物に囲まれたレストランで食事をした。
道端にいた魔法使いのおじさん。


こどものころの記憶で、うそなのかほんとなのか
あれって、夢だったの?みたいな記憶がまだ残ってる。

たぶんそれらは、お菓子メーカーのクリスマスイベントや
動物模型があるコンセプチュアルなアマゾン風レストラン、
こどもをターゲットに小銭を稼ぐ詐欺師だったのかもしれないけど
わたしの中では、物語みたいな本当の記憶だ。

想像すること。
不確かなもの。

そういう余白が大人になってもあっていいんじゃないかと思う。

虚構は嘘とはちょっとちがう気がする。
少なくとも、虚構はわたしを最高に幸せにした。

「おとなたちよ、現実や本質も大事だけど、もう少し想像しようよ!」
と小さなアクションをおこした19歳のわたし。

サンタクロースやりたいなあ。
20年たって、また同じことを考えている自分がいる。
しかも、それを上回る想像屋さんが近くにいる。(笑)

サンタクロースからもらっていたのは、プレゼントではなかったんだ。
青春の仕事には、この感覚が必要なんだと気づいた。
物語をいろんな仕掛けの中に潜ませてゆきたい。

実態があってもなくても、どちらだっていいのかもしれません。
そのプロセスとか、周辺の出来事にこそ価値があるのかも。
(徳川埋蔵金とかね笑)

かの有名なUFO番組仕掛け人の矢追純一さんは、

「UFOをやりたいと思って番組をやったわけじゃない。
高度成長期くよくよして下を見るのではなく、立ち止まって空をみてほしかった。
でも、空を見る番組だとエンターテイメントとして面白くないじゃない。
だから宇宙人がUFOに乗ってきてるかもしれないから空を見ましょうよ、
という番組を作った」

とおっしゃてます、ぼくはこの考え方にとても共感します。



【台湾社員旅行・謎の儀式】



全然まとまってなくてごめんなさい。

最近明日香氏がよく言っている言葉

「美味しいお菓子もいいけど、わたしはパップラドンカルメを作りたい!」

パップラドンカルメ。
昔のポンキッキで放送された、謎のお菓子の歌です。
これをみれば、もしかすると言いたいことがわかっていただけるかも!!

未確認お菓子物体!!って。
最高すぎます、なんてチャーミング!
よかったら見てみてください。


パップラドンカルメ


あ、
ちなみに、サンタクロースは6年生まで続けられ、
最後の贈り物は将棋セットでした。


P.S.
エイリアンのTシャツ買いました。




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