株式会社青春

「決める」ということ


CATEGORY 社長日記 | TAG MEMORI 社長



ご無沙汰しております。

神戸の新店MEMORIの進捗具合についても、ご報告が滞っておりすみません!
内装のベースはだいたい完成し神戸での住まいも決まり、
装花していただいたり、写真教室の体験レッスンやサンプル撮影など、
5月オープンに向けて、順調とはいえませんが何とか前に進んでおります。

わたしはというと、社員のみんなの力を借りて
連日小さなものから大きなものまで「決める」仕事の日々を過ごしております。

MEMORI理念、HP、制作物、看板・内装(建築、家具)や装飾
必要備品やカメラ機材、店内オペレーション、予約システム、
プランや商品、包材、仕入れ、販売価格、求人、PR・マーティングなどなど

頭からプスプス煙がでたりの毎日です。

わたしたちが普段ふらっと訪れるお店の商品やサービスは
これらの選定が一通り終わった状態で提供されています。

自分が100%消費者の立場だった頃は、
「なんでこうなっちゃうの?」「自分ならこうするのに」
とか好き勝手思っていたものです。

完成したものに異を唱えるのは簡単なんだけど、
実際に作る側に立って0から作ってみると案外難しい(笑)

アイデアと実際の成果物には少なからず乖離がうまれてしまいます。

購入した備品や機材が運び込まれ、店舗が完成に向かうほど、
妙な違和感が生じたり不安になったりして、夢に出てくることもしばしば。
「あれでよかったか?」「選択、間違えてなかったか?」

わたしは不完全人間なのでその違和感を受け入れるしかなく、
その乖離を埋めるために、また考えて修正します。
作って直して、時には壊してまた作る、その繰り返し。

アイデア出しの時点ではめっちゃ楽しかったのに、実際に決める段になって
「じゃあ箱の上蓋何mmにする?」と迫られると、眉間にシワが(笑)

新しいお店を作るということは、こういうことを当たり前にやっていくことなので
これはぜったい楽しい作業なんだと、言い聞かせております。

思えば、ナナツモリもKiiroも楽しくもシンドイ、そんな道のりだった気がします。
そして、いまだに完成(完結)していません(笑)
MEMORIもまた、進化(変化)していくことが前提の運命なのか、どうなのでしょうか。





一方では、これらの「決断」をより精度高くプロにやってもらうという選択肢もありますね。
今回、MEMORIの内装はふたりの建築家のお力をお借りしたのですが、
おかげで大きな軸となるコンセプトを生み出すきっかけとなり、MEMORIが動き始めました。
建築家先生から面白い宿題もいただいたし、やっぱりお願いしてよかったと。

でも、事業の根幹に関わるサービスの空気・温度感、スタイルみたいなものは
自分たちで決めなければ、やる意味がまったくありません。
大変だけどこの仕事の面白さの本質だと思うし、誰かに委ねるのはつまらない。

決断の精度は、頭痛くなるほど考え失敗しながら少しずつあげていくものなので、
私たちのような小さいチームこそ、立ち向かわねばなりません。

楽しくも、時にはシンドイ「決める」ということ。

どの高校にいくか、どの会社にいくか。
この人と結婚していいか。お別れした方がいいのか。
どのルートで帰ろうか。猫を飼おうか。
今夜の料理は何にしようか。

仕事に限らず、大小、決断の連続が人生を作っているんですよね。

決断に正解はありませんが、その決断に最後まで責任が負えるように、
自分自身納得できるまで、それを正解にする努力をしないといけないですね。

当たり前に大人が写真を撮る文化をつくる。
お父さんお母さんへの、贈り物にぴったりの写真館をつくる。
あなたの、人生最後の写真を撮りたい。

聞こえはいいけど、まだ世の中に定着していないものをつくるということは、
成功の道筋が作られていない茨の道を進むことでもあります。
ビジネスであることを超えて「大人が写真を撮ることの素晴らしさ」を、
誰よりも、ぼく自身が強く信じられるかどうかだと思っています。

ぼくは自分の実体験を通して、大人にこそ写真を撮ってほしいと心から思っています。

そしてMEMORIの大切にしたい考え方やストーリーがお客様に共感していただいた時、
言い方を変えると、自分たちのやりたいことが仕事にかわった時に、
ぼくは青春をやっていてよかったときっと思えるだろうし、
それこそが私たちの存在意義だと確信しています。

相変わらずの、長文、駄文で本当にすみません。
どなたかぼくに文章の正しい書き方を教えてください・・・とほほ。

そして、未だMEMORIの詳細情報がお伝えできてなくて申し訳ありません!
オープン日やイベント情報、HPなど近いうちにupできるかと思います。
懲りずに、もうしばらくお待ちくださいね。

いろいろあるけど楽しくいきましょう!
では、また。



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