株式会社青春

memori内装打ち合わせ


CATEGORY 社長日記 | TAG MEMORI 青春スタジオLABO



5月オープン予定の神戸の新しい写真サロン「memori」は、
株式会社muffチームに内装をお願いすることになりました。

今津さん北川さん、ふたりの素晴らしい建築家が担当してくれています。

memoriのコンセプトやストーリーを事前にざくっと投げかけていて、
昨日は第一回目のご提案をいただきました。

まだイメージの確立していない独自の「写真サロン」の形を、
建築家の視点でどのように見える化していただけるのか、
今回すごく楽しみにしていました。

素材とか、細部の見え方などデザインやビジュアルの部分より、
その根底にある「考え方」をどう設計に落とし込むかみたいなお話がほとんとで、
4割くらいしか投げられなかったmemoriのイメージの断片を
想像を超える肉付けをして返してくれて、感動しました。

お二人と話していると、
自分の事業がどんどんクリアになっていく感じがあります。

今回「舞台」「劇場」という具体的なキーワードが立ち上がり、
お客様ひとりひとりが「主人公」であるという視点(スポットライト)を、
内装やオペレーションにつなげていくイメージがはっきりと見えてきました。
コピーできる事例のない店舗なので、このプロセスは超重要です。

ちょっと話しは逸れますが、
ぼくはよく、人に何度も同じ話をします。

ぼくの周りにいる人は「あ、また同じ話ししてる」と思うのですが、
これ、実は僕の中では意味があると思ってて(笑)

同じ話をするということは、自分の中でどうしても伝えたい話なわけで、
漫才師で言うところの、鉄板ネタをつくるプロセスなんですね。
その伝えたい内容や本質がより強く深く伝わるために、
何度も何度も話しながら、自分の「話の精度」をあげてるんです!(笑)
(という、言い訳。)

まあ、何が言いたかったかというと、
自分のアイデアややりたいことを口にすることで、
余分なものはそぎ落とされ、論理が構築され、まとまってゆくという話しです。

muffさんとの打ち合わせや銀行へ提出する事業計画書、
HP作成時のデザイナーさんとのコミュニケーションもすべてこれにあたります。
 
ぼくたちはおしゃれな写真館を作りたいたわけではなくて、
古くて新しい価値や概念を定義し広め、生活の中に新しい写真文化を作りたい。
僕たちの商品は【写真】ではなく【思い出】です、思い出shopです!
とか、わけわからないことを言っている私たちを、優しく受け止めていただきました。

順調にいけば3月末には内装は完成するかもしれません。
また、こちらでもご報告させていただきますね。

そして夜は、今回大変お世話になっている神戸R不動産の岩崎さんにご案内いただき、
KITANO BID FORUM」というトークイベントへ。

バルセロナやメルボルンなどのまちづくりの事例紹介をもとに、
観光と居住の共存、北野のこれからの街のあり方を考えようというテーマでのお話でした。

公共空間の充実や、歩道のユニークな活用方法など、
街の魅力に直結しそうなアイデアもあり、何だかうずうずしてしまいました。 
奈良でも積極的にこんな議論が巻き起こるといいなあ。
もしすでに巻き起こってるなら、ぼくも呼んでください!(笑)

個人的には、
まちづくりを進めていくためには今の時代にあった「ルール」に変えた方が早いんじゃない?
だったらルールを決める人(行政)に判断材料の一部を提示してあげればいいのでは?
という、R不動産代表の林さんのお話はとっても興味深かった!

林さんが手がけているHPが面白いのでぜひご覧ください。

Rules&Commons  

事業に邁進することは当然のミッションですが、
自分の街に目を向けて、写真の新しい可能性を探っていくのはもっと面白そうです。

ちなみに、muffさんとの打ち合わせはいつも雨です。
(決して僕たちのせいではありません)




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